文部科学省は10月25日、2017年度の小学校と中学校における不登校者数の調査結果を発表した。全国で過去最多の人数となり、相模原市は小学校が2016年度から38人増の252人、中学校では同109人増の830人で、小学校の数値は2014年度と並び過去最多となった。
市の青少年相談センターが市内の小中学生を対象に行ったアンケート結果では、「無気力」を理由に不登校になる子どもが多く、小学生は家庭内の問題、中学生は学力不振での悩みが要因となる場合が多いとされた。市は現在、市内の各学校が独自に行う不登校児童への対応策を聞き取り調査しており、収集した対応策をまとめ、各学校に共有していく方針だ。
「まずは休み、相談を」
不登校の子どもたちの受け皿の一つとされるのがフリースクール。中央区矢部のフリースクール鈴蘭学園(中村鳴美理事長)でも、今年に入り電話相談の件数が増加。中村理事長によると、学校という大人数の団体に溶け込めない子どもや、授業についていけない子どもが多いという。中村理事長は「学校に行けなくなったらまずは休むことが大切」と話す。その上で、次の行動までの期限を決めることも重要だとし、「しばらく休んだら、青少年相談センターやフリースクールなどに相談し、親子で子どもの居場所を探してみてください」とアドバイスを送る。
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