緑区内で活動する大沢フットボールクラブ(以下FC)が、11月1日から17日にかけてこどもの国少年サッカー場(横浜市青葉区)で行われた「第37回こどもの国サッカー大会」(社会福祉法人こどもの国協会主催)の小学生高学年の部で初優勝を飾った。関係者は、「Jリーグの下部チームなどが台頭する中、スポーツ少年団チームが優勝するのは珍しい」とその快挙を喜んでいる。
横浜市と町田市にまたがる「こどもの国」の近隣のサッカー協会(横浜、川崎、相模原、町田、厚木、大和など)から推薦されたチームが出場する同大会。横浜、川崎などの激戦区を勝ち抜いた強豪チームが集まる県内で行われる大会の中でもレベルの高いものだ。
高学年の部には各地区の代表となる精鋭12チームが出場。6月に行われた相模原市民選手権で3位に入賞し、今大会への出場切符を掴んだ大沢FCは、初戦で川崎の強豪チームをPK戦の末に破ると、波に乗り準々決勝、準決勝を大差で通過。決勝は横浜の強豪「しらとり台FC」との対戦となった。
前半終了時点では1対3で負けていたがハーフタイムに軌道修正。持ち前のパスをつなぐサッカーに徹し、後半は相手を圧倒。結果6対3で見事初優勝を飾った。キャプテンの田尾奏太(かなた)くんは「なかなか優勝出来なかったけれど、強豪が集まるこどもの国カップで、この最高のメンバーで優勝することができて本当に嬉しい。やっと努力が実った」と喜んだ。
少年団チームの快挙
少年サッカーチーム「大沢FC」は1974年に創部。大沢・九沢・大島3小学校の児童を中心に活動する。現在は男女約90人が所属。毎週土曜、日曜、祝日に3小学校の校庭で練習している。
大沢地区は、社会人神奈川県2部の大沢フットボールクラブ、シニアチームの大沢FCメンズ、女性チームの大沢FCサンシャインなどがあるサッカーの盛んな地域。小学生を教える大沢FCのコーチ20人も全員ボランティアで、地域を挙げて後進の指導にあたっている。6年生を監督する原豊晴さんは「今回の優勝は、Jリーグ下部チームやクラブチームが台頭するなか、相模原市スポーツ少年団チームの代表としてすべての力を出し尽くし掴んだタイトル。最高です」と話した。
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