広陵小学校(若葉台)の児童で構成する「広陵ミニバスケットボールクラブ男子チーム(以下、広陵)」が、北相東地区(=相模原市)の新人戦と春季大会で連続優勝という快挙を初めて達成した。クラブ関係者は「地域一体となって協力して頂いた結果。今後もバスケ熱を盛り上げていきたい」と話す。
北相東地区には20チームが所属。主な大会として新人戦、春季大会、北相カップ、北相選手権がある。広陵は4年ぶりの優勝となった2月の新人戦に続き、5月の春季大会では、決勝戦で強豪の若松クラブ(南区)を44対32の大差で破り見事初優勝を飾った。市内のミニバスケットボールクラブの多くは、複数の小学校の児童で構成されているが、全校児童196人で各学年1クラスという、規模の小さな小学校単一の児童で構成するクラブが優勝するのは珍しいという。
広陵の創立は1982年。バスケ熱の高い地区で、保護者、地域が一体となってミニバスを盛り上げている。強豪チームの仲間入りをしたのは、現在コーチを務める大貫恭平さんが指導に就いた4年前から。同クラブ出身者でもある大貫コーチは「試合に勝つことも大切ですが、子どもの人間的な成長を心がけています。バスケの楽しさを知り、中学校、高校と続けてもらえたら」と話す。
クラブには現在、男子27人、女子11人の計38人が所属する。大会登録メンバーは、主将の中井時希くん、野口陽翔くん、中原翔星くん、森岡和海くん、福邊万里くん、樋口舜平くん、松森春樹くん、八木利輝くん、高橋佳哉斗くん、金子大地くん、中原輝海くん、白鳥遥士くん、村木龍馬くんの13人。大貫コーチは「小学生のミニバスでは、身長170を超えるような児童がいると、その子にボールを集め勝ってしまうのですが、このチームはそういう子はおらず、諦めない全員の団結力が持ち味です。よく走るのも特長です」と説明する。
現在は木曜、金曜の午後7時から9時までと、土日の週3〜4回練習に試合に励んでいる。秋には最終目標を県ベスト8とする北相カップ・北相選手権という、大きな2つの大会が控える。主将の中井くんは「大会ではチーム全員がベストを尽くし、最後まで全力でプレーして優勝したい」と意気込みを語った。
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