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町田版 公開:2011年6月2日 エリアトップへ

高山幸夫氏インタビュー 「放射能と爆発の恐怖は忘れられない」

社会

公開:2011年6月2日

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ポンプを海に入れ水を汲み(写真内【1】)、隊員たちがホースを担いで伸ばしながら現場(写真内【2】)に行き放水活動を行なった。写真内の矢印は通った道のりで約350メートル。(提供写真、番号と矢印は本紙が加工)
ポンプを海に入れ水を汲み(写真内【1】)、隊員たちがホースを担いで伸ばしながら現場(写真内【2】)に行き放水活動を行なった。写真内の矢印は通った道のりで約350メートル。(提供写真、番号と矢印は本紙が加工)

 福島原発で放水活動をしたハイパーレスキュー隊統括隊長で現町田消防署警防課長の高山幸夫氏(=今週の人物風土記掲載)が本紙単独インタビューに応じた。

-・-・-・-・-・-

 当時を振り返って-

 これまでの経験や勘は全く通用しない。放射能の知識はもちろんなく、現場は灰色の煙と異様な雰囲気で恐怖を駆り立てた。そして辺り一面水素爆発したタンクの瓦礫などが飛び散っている中、どれくらいの規模でいつ爆発するか分からない発電所の側で放水をする恐怖。これは足がすくむような恐ろしさ。2つの恐怖は今でも鮮明に覚えている。

 どう対処しましたか-

 放射線量については専門部隊(化学機動中隊)が側にいて「数十メートル前は危険です」や「あと○分でタイムリミットです」という言葉を絶えずくれた。爆発への不安は「どうにかなる」と思うしかなかった。

 最後に-

 丸2日以上、眠気や食欲は全くといっていいほどおきず、極限の生死の緊張感だった。全員が生きて戻ることができほっとしている。
 

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