まちだ復興支援情報プラットフォーム「まちだから元気を!プロジェクト」の共同代表を務める 清原 理さん 真光寺在住 52歳
地域・人をつなげ新たな魅力を
○…「震災直後、何をしていいのか分からなかった」。テレビから次々と流れる被災地の映像。ただただ、それを見つめるしかなかった。「何かできることはないか」と知人らと、市民が大震災の情報を共有できるための「まちだから元気を!プロジェクト」を3月末に設立し、活動を開始した。被災地で必要とされているものと町田で出来ることをマッチングさせる。被災地の市民と支援しようとする市民がつながれる場所を作った。
○…これまで、”町づくり・町おこし”に携わってきた。武蔵野美術大学で建築を学び、卒業後は博物館などで企画、展示する仕事に就いた。「設計するだけでなく、企画することに興味があってね」。高知県のアンパンマンミュージアムの立ち上げでは、ただハコモノを作るのではなく、地元の人たちを巻き込み、企画に参加してもらい、地元から愛される施設となった。年間20万人以上が来場し、大成功を収めた。今では町全体がミュージアムと一体となり、商店の定休日もミュージアムに合わせるようになった。「みんなに愛されて、必要とされていることが分かって本当に嬉しかった」
○…生活の中の問題を地域、社会で解決するソーシャルビジネスを推し進める。「社会貢献、役立つこと」を視点とし、そして組織が自立できるために持続可能であることを重視する。地域をつなげ、人々をつなげる。つながったところから見える問題もある。つながったから解決できることもある。地域、人を巻き込みより良い社会を目指す。
○…趣味は映画観賞。大学生の娘さんと一緒に映画館に行くこともある。「時間ができたらまた映画作りをしたいな」。大学生の時、8ミリカメラを回し映画作りに没頭した。「楽しかったな。今なら色々な視点で作れると思うよ」とにっこり。つながった人・地域とともに新たな魅力を発信し続ける。
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