都立成瀬高校(有馬利一校長)のボランティア部有志が23日・24日、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市でボランティア活動を行なった。参加したのは生徒14人、教職員3人。同部が被災地に行くのは初めて。
同部は、奉仕団体の国際ソロプチミスト町田―さつき(齋藤美智子会長)の支援を受け、和太鼓団体「太鼓なかま」と一緒に仮設住宅を回った。
「被災者の方のために何かできないか」と同部はこれまで、被災地の特産品や手作りアクセサリー、野菜・花苗を販売し得た収益を義援金として被災地に送ってきた。今回初めて被災地へ行くために生徒らは事前にハンドマッサージや肩もみを学び、準備を進めてきた。
被災地では仮設住宅や福祉施設を回り、「太鼓なかま」が演奏している中、ビオラやローズマリー、チューリップの苗や球根を配った。子どもたちとは折り紙、バルーンアートなどで一緒に遊び、また練習してきた肩もみで被災者の疲れを取った。
「テレビで見た被災地とは違った。被害の広大さ、津波の破壊力は想像以上だった。この光景を目に焼き付け、自分たちももっと頑張らなければ」。初めて目の当たりにした被災現場を見て生徒たちは口にした。
「最初は被災者の方々とどういう話をしていいか分からなかったけど、大震災当時の様子を話してくれ、また笑顔で色々なことを話し合えた。来て良かった」と同部の生徒。
同部は今回の経験を活かし、「継続できるボランティア」を考えていくという。
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