町コン実行委員会会長を務める 星野 宏司さん 「ＭＥＭＯＲＩＡ」オーナーシェフ 31歳
仲間と情熱的に街づくり
○…「創り出すのが好き」。料理だけでなく、頭を使って物事を生み出していく。町田市森野・中町地区の飲食店などが協力して、23日（祝・水）に６００人規模の合コン「町コン」を開催する。「笑顔があふれる町づくりに協力できれば。そして町コンを待ちわびるようなイベントにしたい」と意欲を燃やす。「日本全体が元気がない。町田を元気にして、全国に広がれば」と話す。
○…町田市生まれ。子どものころから、家の中でゲームに熱中するのではなく、友だちを集めて、自分たちでルールを決めて遊ぶのが好きだった。「負けず嫌いだったね」と振り返る。20歳のころ、居酒屋でアルバイトをしていた時、そこで知り合った友人と「いつか料理店を出そう」と約束した。知人は和食の道を、自身はイタリアンの道を選んだ。青山の有名イタリアンで４年間修業し、そしてイタリア・ナポリで本場の味を体験した。それぞれ違った道を進みながら５年前、「約束通りお店を開こう」とイタリアンと和食の店「ＭＥＭＯＲＩＡ〜メモリア」を森野に出店した。
○…「料理人になって本当に良かったと思う反面、違う分野にも挑戦したい」という。可能性を求めるのが好きで、考えに考え抜いて挑戦していく。「これまで色々な人が進んでいく方向を灯台のように手助けしてくれた。先輩方へ恩返しをしていくために、まずは仕事の成功。そして希望・夢があふれるような未来を後輩たちに残していきたい。先輩がしてくれたように」。
○…「森野・中町地区を盛り上げていきたい」と目を輝かせる。数年前からチェーン店ではなく、個人店の出店が多くなった。「一人だけでは出来ないものをみんなで相乗効果を図りながら共存共栄していきたい。 ”和”を大切にして素敵なサービスを提供したい」という。「不景気や国のせいにするのでなく『自分たちで何とかしよう』という気持ちは皆で共有している」
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