JAXA(宇宙航空研究開発機構)で衛星の通信、スケジュール管理などを担当し「はやぶさ」や「あかつき」「イカロス」にも携わる長谷川晃子氏の講話「夢を追いかけて『宇宙へ』〜今に挑み、未来を拓く」が15日、東京都町田市倫理法人会のモーニングセミナーで行われた=写真。
長谷川氏は先天性の重度の難聴で、片道4時間もかけて学校に通い母親と懸命に言葉を発する練習をしたことや、学生の時にダンスに熱中したことなど、これまでの生い立ちを説明。そして多くの人たちの言葉に助けられたという。
宇宙に対する憧れが小さい頃から芽生え、プログラマーとして仕事をしている時にJAXAの募集を知り、応募しようかと迷っていると母親から「どうせ落ちるんだから、受けてみたら」と背中を押してもらったことやJAXAで物理に悩んでいる時、父親から「釣り合おうなんて思っていること自体大間違い。自分らしく仕事ができればいい」、仕事で悩んでいる時に仕事場の仲間から「私があなたの耳になるから」と励ましてくれた言葉などを紹介した。
一番大切なことは「チャレンジ精神」「相手を思いやる気持ち」「感謝する気持ち」と話し、「”いま”に挑み、”みらい”を拓こう」と来場者に言葉を贈った。夢は「宇宙に行き、地球を眺めること」だという。
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