町田市で11番目となる県人会が昨年12月に誕生した。「町田市福島県人一心の会」(田中佑幸会長)。今後は更に多くの会員を増やしながら、会員の親睦を図り、そして原発事故で苦しむ故郷・福島を応援していく。
福島市出身で忠生在住の小林滋氏は、3月11日の東日本大震災以後、「町田には県人会はないのですか」と町田市に避難してきた人たちの声を聞いた。また他の東北地方の県人会からも、一緒に故郷を応援しようと声を掛けられた。
設立には町田市社会福祉協議会や町田市観光コンベンション協会も協力してくれ、会報に県人会の募集掲載や、イベントで物産展の出店の準備を手伝ってくれた。
「社協や観光コンベンション協会、そして他の県人会の皆さんには本当にお世話になった。いい会をつくっていきたい」と小林氏。
11月27日に初会合が開かれ、20人ほどが参加した。組織作り、今後のことを相談しようとしたが、多くの人が初対面だったため、自己紹介に終始した。会員は現在30人(12月22日現在)。今後は、イベントの参加を中心に更に多くの会員を集めるためPR活動、そして会員相互の親睦を大きな柱として活動する。「原発事故が原因で町田に身を寄せている人が多くいます。個人情報の制約があり、全ての人に連絡することができませんが、そういった人たちとも交流していきたい」と田中会長。現在、町田には約120世帯が身を寄せているという。
入会など福島県人一心の会の問合せは【電話】042・793・6250小林さんへ。
町田版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|