岩手県陸前高田市の仮設住宅、暮らしている人たちが一針一針丁寧に縫っていく――
町田ソロプチミスト―さつき(齋藤美智子会長)が「刺し子」の支援を始めたのは、昨年9月。現地に赴き、仮設住宅の人たちと直接交流を交わし、支援がスタートした。今では仮設住宅で10人以上が刺し子を縫っている。
同ソロプチミストから生地や刺繍糸など材料が提供され、縫い終わった「刺し子」を買い取り、それを様ざまなイベントなどで販売する。収益はまた材料代などとなってまた支援となる。
この支援に協力しているのは、同市の戸羽太市長の同級生らが結成した「町田鶴の羽の会」や、町田デザイン専門学校。同校では、あす17日(金)から開催する「産学ネットワーク展」で復興支援豚汁の販売や募金を呼びかけて、その収益金から刺し子で使用するアイロンを贈る計画をしている。「何台贈れるか分からないが、できるだけ呼びかけていきたい」と同校。
「仮設にいてもすることがなく、ずっとぼんやりしていた。刺し子を始めてから、デザインを考えたり、縫い方を工夫したり家にいる時間が楽しくなった。アイロンがあれば最後の仕上げができるので、本当にありがたいです」と刺し子を縫う砂田きよ子さん。
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