神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2012年4月5日 エリアトップへ

「まちだ観光フォトコンテスト」で市長賞を受賞した 田之上 茂さん 能ヶ谷在住 73歳

公開:2012年4月5日

  • LINE
  • hatena

知れば知るほど楽しくなる

 ○…「カメラを初めて3年そこそこで貰えるとは思わなかったよ」と笑う。カメラを始めたのは定年退職した69歳から。退職後、散歩中にカワセミを見つけ、その美しさに惚れたのがきっかけ。以後、カメラを担ぎ、町田市内を駆け回る。受賞作の「桜」は薬師池公園の池とウメ、サクラ、そして公園を楽しんでいる人たちを切り撮った。「今年はウメの開花が遅れたので、サクラとウメの競演がもっと楽しめるよ」

 ○…神奈川県大磯町出身。就職を期に都内へ。町田に居を構えたのは30代後半。「サラリーマンだったから、なかなか地域のことはできなかったね」と振り返る。退職後は老人会にも参加し、平日の午前中はゲートボールやグランドゴルフで汗を流す。そして午後からはカメラを持ち、フィールドに出掛ける。カメラを始める前は、「鳥といってもスズメかカラス、ハトぐらいしか知らなかったな」と笑うが、今はそれぞれ鳥の特徴や生態を熟知して、カメラ4台入った10kg以上のバッグを背に、薬師池公園のほか町田市内の野鳥スポットに出掛ける。

 ○…「町田市内でもたくさんの鳥を撮ることができるよ」と子どもの様な目をして話し始める。写真を見せながら、鳥の特徴や撮ったときの様子を教えてくれる。「知らなかったことを知ると、どんどん面白さが分かってくる」。一枚の写真に込められた心が伝わってくる。

 ○…他の地域の鳥にはあまり興味がない。「だって、地元の鳥を尊敬して、そしてそれを撮っていかないと」。数時間じっと我慢して鳥が現れるのは数秒、長くても1分。1日ねばっても撮れない時もある。老人会で地元の小学生と一緒に給食を食べる機会がある。そんな時、撮った写真と鳥の名前をファイルにしてプレゼントする。全て市内で撮った写真で喜ぶ子どもたちに「町田にもこんなにたくさんの鳥がいるよと教えたくてね」。
 

町田版の人物風土記最新6

飯間 圭吾さん

町田市内の経営者らと今夏、地元産ビールの醸造所を兼ねた店舗を開く

飯間 圭吾さん

原町田在住 39歳

3月28日

綾野 光紘さん

近隣団体と組んだ盛り上げが評価された山崎団地名店会の会長を務める

綾野 光紘さん

下小山田町在住 41歳

3月21日

木目田 英男さん

町田市議会の第40代議長に就いた

木目田 英男さん

成瀬が丘在住 49歳

3月14日

田村 菫さん

町田ダリア園の花をモチーフにしたクッキーを手がける

田村 菫さん

町田市内在住 24歳

3月7日

清原 惟さん

監督・脚本を務めた映画「すべての夜を思いだす」が3月に公開される

清原 惟さん

多摩市出身 31歳

2月29日

佐藤 康行さん

町田市薬剤師会の会長で、医師らと地域向けの「出張勉強会」を開いている

佐藤 康行さん

小山町在住 65歳

2月15日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook