町田版 掲載号:2012年4月19日号
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遊休農地活用し新規就農 あっせん事業成立 都内初

経済

シイタケの原木作りをする新規就農者のみなさん(小野路町=13日撮影)
シイタケの原木作りをする新規就農者のみなさん(小野路町=13日撮影)

 町田市が昨年から実施している「農地あっせん事業」で新規就農者2件を含む15件が成立し4月1日から賃貸がスタートしている。この事業であっせんが成立したのは東京都初となる。

 農地あっせん事業は農業経営基盤強化促進法に基づき、市街化調整区域を対象に新たな担い手に遊休農地をあっせんするもの。遊休農地と新たな担い手をマッチングすることで、遊休農地解消や農業経営の規模拡大、新規参入による市内農業の活性化が目的。

 今回初めてマッチングに成功し、市内農家13人と新規就農者2人が農地を借り受け、活動を開始した。成立規模は3・3ヘクタール。

 新規就農者は久米征雄氏と前田勝啓氏。2人は町田市の農業研修で2年間学び、この春に修了した。2人は「まちだ里山農の会」を同研修で一緒に修了した同期生と結成し、今回あっせんを受けた農地3カ所合計33アール(約1000坪)を協力して耕作している。

 久米氏は65歳まで現役で勤めながら、退職後は「何かしたい」と30代の時に一時行っていた野菜作りに再挑戦しようと農業研修を受講。「育て方、施肥の方法などしっかり指導してくれ、野菜作りをスタートすることができた。みんなで力を合わせて頑張りたい」と意気込む。また前田氏は5年ほど前から30坪ほどで家庭農園に挑戦、「上手く育たない時もあり、受講し教えられた通りに育てたら上手にでき満足」と笑う。

 同会ではキウイ、ブルーベリーなどの果樹と野菜を育てる予定。「これまで野菜を作り、食べ、人にもらってもらう楽しみがあったが、これからは売る楽しみも増えた。今後はしっかりと技術を習得し、いずれは『小野路ブランド』の野菜が作れれば」と展望を語る。また今後の課題は「販路」という。安定的に出荷できるようにして様ざまな可能性を探りたいと話す。

 農地あっせん事業は今後も引き続き行われ、現在登録されている面積は7・3ヘクタールで登録者は37の団体・個人。登録を希望する団体・個人は経営規模拡大を希望する農業経営者や新たに農業を始めたい新規就農希望者が対象。ただし、販売目的で農産物を生産する人に限られ(家庭菜園は不可)、市農業研修修了生または都認定の就農者が対象。問い合わせは市農業振興課へ。
 

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町田生れ町田育ちの38歳。河辺康太郎

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