町田市民有志が、放射能を測定する「市民測定所」設立のための寄付金を呼びかけている。これは町田放射能市民測定室設立準備会が行っているもので、食べ物からの放射性物質の取り込みを最大限少なくしようという試み。 =中面に関連記事(「可視化が必要」)
同準備会(藤井石根代表=明治大学名誉教授)はこれまで、市内の空間放射線量や土壌、植物などに含まれる放射性物質性を測定してきた。
今回、食べ物などから放射性物質による内部被ばくを極力無くし、また測定することで見えない不安を解消するために測定室の設立を準備している。
測定室では、地場産農作物から家庭菜園で収穫した野菜や果物、土壌などが測定できる。また環境ウォッチとして水道水、雨水、土壌なども測ることもできるという。同準備会は「測定値を公表することによって結果として消費者だけでなく、生産者と流通業者を保護し、信頼関係をつなぐ役割も担えるのではないか」としている。
このような測定室は国分寺や世田谷、八王子のほか神奈川県横浜市や座間市などにも設置されている。
同会は「様ざまな情報が入り乱れ、目に見えない放射能に不安を抱える人が多いと思います。特に小さなお子さんを持つ親御さんからは、『何を食べさせていいか分からない』という声を多く聞きます。今準備している測定室は、測定するだけの場所ではなく、多くの人が情報を交換でき、みんなで不安を解消することができる場所にしたいと考えています。自分またはお子さんが食べる食品が、どれだけ放射性物質を含んでいることが分かれば、少しでも不安が取り除けると思います。ぜひ皆さんにも協力して参加してもらいたい」と呼びかけている。また、測定器設置場所も同時に募集している。
購入予定の機器はEMF211型ガンマ線スペクトロメータ。寄付金目標金額は400万円。
連絡先は町田放射能市民測定室(町田市玉川学園2の1の32の101)【電話】042・729・5015瀬尾さん。HP=http://machidasokuteishitsu.blog.fc2.com/
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