「住まいを工夫すれば健康に」 バリアフリー住宅の重要性を説く
(株)三和住建(志水哲也大乗取締役)=町田市忠生=が主催する「健康な人生を送って頂くための講演会〜『健康』と『住まい』の関わりとは」が7月28日、ホテルラポール千寿閣で行われた。
当日は、国際医療福祉大学大学院の前田眞治教授が「健康とバリアフリー」、近畿大学建築部長の岩前篤教授が「住まいと健康」と題して、それぞれ講演した。
志水社長は「今日の講演が、来ていただいた方に健康で快適な人生を送ってもらえれる一助になればと思います」とあいさつ。
前田教授は「家庭内の事故を防ぐバリアフリーはとても重要です。事故は『めったに起こらない』のではなく、『起こるもの』と思ってバリアフリーを考えましょう」と話し、「バリアフリー住宅は子どもから高齢者までが使いやすい住宅で、障がい者が使いやすい住宅は健常者にとっても使いやすいことが多い。また住宅内だけのバリアフリーではなく、家に閉じこもらないようにするためにも必要なこと」と訴えた。人間が生活するためには様々な筋肉が必要で、バリアフリー住宅でないために車いすでの移動ができず、座ったきり、寝たきりの生活が増えてしまい、生活するために筋肉が落ちてしまうことが多いと言う。「住宅内の段差を無くせば、安全に暮らすことができる。足を上げないで歩いているので力を使っていないように見えるが、安心して動くことができるので動く回数が増え、結局は筋力や関節の動きもスムーズになり、より健康な状態になれる」とバリアフリー住宅が医師の立場からも必要で重要なことを呼び掛けた。
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