成人式「二十祭まちだ」の実行委員長を務めた 岡端(おかはな)美香さん 玉川学園在住 20歳
無限の夢を描いて成長
○…「温かいメンバーが揃ったので成功したと思う」。昨年6月の実行委員の募集に「私には絵がある」と自信を持って応募、一番乗りだった。例年よりも少ない7人のメンバーだったが、それぞれが得意分野を持ち寄り、思い切った企画を作った。映像を得意とするメンバーは「懐かし映像」の製作に貢献、また自分が暮らした町で何かを残したいと、タイの留学生も参加した。自分は冊子の表紙を担当。テーマの「インフィニティ(無限)」を「蕾が膨らみ、そして満開になる花」でデザインした。メンバーが一丸となった結果の成功。「当日、雪が降らなければ100点だったかな」
○…小さい時は家族が心配するほど人見知りだった。誰かの後ろにいる方が安心だった。そんな性格が直ればと小学1年の時に母が絵画を勧めた。自分を表現できる絵画は性に合った。小学2年の時に初めて賞を取り、自信がついた。中学でも先生が「あなたには絵があるじゃない」と背中を押してくれた。「先生は導くのがうまかった」と今になって思う。喘息もちで走るのも苦労していた自分に、走る楽しさを教えてくれ、最後には800mの代表選手に。「勧めたものの心配だったのか、ずっと後ろについて走ってくれたんです」と当時を振り返る。「大事な中学時代にそんな先生たちに出会えて自分はラッキーだった。あの中学時代があったから今の自分がある」と話す。そして現在、自分も教職を取得中だ。
○…「まさか1600人の前に立って話せるなんて」と改めて思う。小学校の同級生からも「驚いた」と声をかけられた。祖母も自分の成長を喜んでくれ「『成人式を終えて』と題した感想文に『ビックリしたけど嬉しくて涙が出た』と書かれてた」と喜ぶ。2月に新成人企画のサブイベントを行う。地域や親、家族に感謝を伝える「ありがとう」がテーマ。実行委員長としての最後の仕事を6人の仲間たちと一緒に駆け抜ける。
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