風しん 成人向け予防接種開始 都内で患者数増加を受け
町田市は、先天性風しん症候群の予防を目的とした成人向けの予防接種を4月から開始した。対象条件に合った成人は、市内指定医療機関で接種できる。
風しんは、都内において昨年夏ごろから、成人男性を中心に患者が増加していて、今年2月に入り週当たりの患者報告数が100人を超え、3月18日から24日までで、都内の風しん患者報告数は127人と注意を要する状況が続いている。
町田市での患者数は、12月31日から3月24日までで25人(都全体は1038人)となっている。風しんに罹患している年齢や性別は、20代以上の男女が90%を占め、35歳〜39歳の男性が最も多い。
都はこの状況を踏まえて、大人に対する風しん予防接種の助成をはじめ、町田市も都の補助事業に基づき4月1日から予防接種を行っている。
助成対象者は、19歳以上の町田市民で、妊娠を予定または希望している女性と、妊娠している女性の夫(児の父親)。男女とも、風しんにかかったことがない、または風しんの予防接種を受けたことが無い人。妊娠している女性は予防接種を受けることができない。
期間は女性が来年3月31日まで、男性は今年9月30日まで。個人負担費用は、5000円。
「風しん予防接種申請書」は郵送(町田市いきいき健康部健康課【電話】042・725・5471に電話)、窓口(同課へ直接)または市ホームページからダウンロードすることで入手できる。申請書を郵送または直接窓口で提出し、予診票、説明書を受け取った後、指定医療機関で接種が受けられる。
同課は「妊娠している女性は予防接種を絶対に受けられませんので、ご注意ください。また過去に予防接種を受けたか、風しんに罹患しているか分からない方は、母子手帳などを参考にして下さい」と呼びかけている。
詳しい問合せは同課へ。
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