町田警察署 お手柄局員に感謝状 振り込め詐欺未然防止で
町田警察署(武智秀弘署長)は4月30日、振り込め詐欺を未然に防止したとして、グランベリーモール郵便局(三瓶綾子局長)と局員の富永斉子さんに感謝状を贈呈した。
3月14日午前11時頃、70歳代の男性が振り込みをするために来店、店頭で振込用紙を出そうとした際に一緒にアダルトサイトの資料があるのを、対応にあたった富永さんが発見した。その資料が男性に似つかわしくないと思い、経緯を尋ねたところ、架空請求詐欺の疑いがあるとして同署に通報した。男性は「払ってしまった方が面倒がないと思った」と話したという。
富永さんによる未然防止は昨年6月以来今回で3回目。「普段から、お客様の資産を守るとともに犯罪組織にお金を回さないという強い気持ちで窓口業務を行っております。今回は(男性が)振り込みに手間取ったために発見できましたが、今後もちょっとした違和感を見逃さずに対応していきたいです」と話した。
警視庁では特殊詐欺対策の一環として2012年11月より「声掛けマイスター(名人)」制度を導入している。金融機関の職員で、被害に遭いそうな人に積極的に声をかけるなど、同年で2回以上未然防止を行った人をマイスターに認定し、バッジを贈呈。富永さんもバッジ所持者だ。
渡曾幸治副署長は「金融機関との連携がより強まったと思います。当署管内では現在お二人にマイスターを委嘱しています。富永さんには3回も被害を防いでいただき感謝しています。この犯罪は誰でも被害者になりえます。自分は大丈夫と思わず何か変だなと感じたら、まず家族や周りの人、金融機関、警察に相談を。また、普段から家族間でコミュニケーションを取っていると被害に遭いにくいです」と話した。
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