未来のロボットに触れる 人口知能、工学を駆使
搭載したカメラでボールを追い、相手を感知して避け、ボールを蹴りゴールを狙う―。約40年後の2050年にサッカーの世界チャンピオンチームに勝てるロボットチームを作ろうと始まった『ロボカップ』が4日〜6日、今年は玉川学園を舞台に行われた。
期間中は、最先端のロボットを見ようと親子連れが多く来場し、ロボットの繊細な動きや、ボールを見失いコミカルな動きをするロボットに声援や笑い声が会場中に響き、真剣な眼差しでロボットの一挙手一投足を見守った。
ロボカップはロボット同士がサッカーで競う大会で大学や研究所、高専など約300チーム1000人が参加した。
大会では様々な部門があり、赤外線など使わず目のように搭載したカメラでボールを認識し人と同じよう機能だけで競うヒト型の自立型2足歩行ヒューマノイドリーグ、同じロボットを使ってプログラミングを競う部門、直径18cmほどの円盤型ロボットが高速な動きでパスを回したり、シュートしたり迫力満点の競技など多くの観衆を楽しませた。
また会場では、震災など被災地で活躍が期待されるレスキューロボットの紹介や、ロボット体験コーナー、FC町田ゼルビア選手とロボットとの対戦など興味深いブースもあった。
主催者は「研究者が真摯に問題・課題に取り組み、また次世代を担う子どもたちが主体的に創意工夫を凝らせる場を提供していきたい」と話している。
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