「多摩モノレールを町田に」 延伸協議会 都に要望書
石阪丈一町田市長が会長を務める「多摩都市モノレール町田方面延伸協議会」はこのほど、猪瀬直樹都知事に対して延伸への要望書を提出した。
多摩都市モノレールは、多摩地区の相互連携を強化し、また多摩地区の南北方向の公共交通をより充実させるために、都と多摩都市モノレール(株)が整備した。1998年から立川北駅〜上北台駅間、2000年に多摩センター駅〜立川北駅間で運行を開始し、現在は上北台駅〜多摩センター駅間で運行している。
町田市には、JRや小田急、京王の各路線が走っているが、駅は市の外縁部に位置し、市内を移動しやすく、また近隣市との連携・交流を図るため、南北を貫く新たな交通システムの導入が求められている。
協議会発足
そのため市民、議会、行政が一体となって多摩モノレール延伸に向けた機運を高めるため、2013年2月に市と市内関係団体で組織する同協議会を設立した。同協議会は設立後、シンポジウムの開催などにより延伸の実現に向けて活動している。
多摩地区の発展
都知事宛の要望書には、「町田市が、東京都市部において第2位の人口を擁していることや、東京都市圏の広域連携拠点である業務核都市に位置付けられている」ことを挙げ、また「神奈川県の3つの政令市に接すること」から『東京都の南の玄関口』として可能性を持っていることを訴え、町田市方面の延伸は都市間の連携を促し、多摩地区の更なる発展などに寄与するとして多摩モノレール延伸実現への協力を求めた。
多摩センター駅から町田駅間は、2000年の運輸政策審議会で「今後整備について検討すべき路線」として位置付けられている。
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