東京家政学院大学のファッションフェスティバルの企画構成を務めた 戸田 真梨子さん 現代生活学部生活デザイン学科4年 21歳
「手作り」が支えるショー
○…「あの服かわいいねと言われると嬉しい」。八王子駅前で5月12日に開催された学生主導のイベントで東京家政学院大学のファッションフェスティバルで企画・構成を担当。1年生の頃からショーに関わり、4年生では運営を取りまとめる立場に。当日はファッションショーのモデルとしても出演し、太陽をモチーフとしたドレスを着用。トップバッターを務めた。
○…初めてショーに関わった1年生の時、任されたビデオ撮影は「どうやって使うんだろう」とひたすら機材をいじっていたと振り返る。何もわからずに参加したが、先輩たちの背中を見て、進行や運営ノウハウを学んでいった。一番のやりがいは「構成を考えること」。全体の動きを表にまとめ、衣装の順番、選曲を決定するが、モデルの退場と音楽の切れ目のタイミングが合うなど「きれいに出来たときはすごくうれしい」。そしてなによりも「参加者も観客も楽しめること」を目標にする。
○…子ども時代は木登りが大好きな活発な少女だった。当時の手作りと言えば、兄と近所の友人たちと作った泥団子。ものづくりの楽しさに目覚めた今は「1枚の布を切って、縫って、自分が着られる段階になると嬉しい」と話す。円形同士を縫製するのが難しかったというジャケットの制作では、遅くまで大学に残って作業した。縫製がひと段落すると「これ着れるよ」と友人と喜びを分かち合った。そんな作る楽しさの源は「泥団子かもしれない」と笑って見せる。
○…ファッションフェスティバルのほか、文化祭や地域交流のイベントにも参加。吹奏楽サークルでフルートを演奏するなど活発に行動。今後は「大学のイベントなどに積極的に参加したい」とキャンパスライフを楽しむべく意欲的だ。就職活動の真っただ中だが、「企画・構成の経験を活かせる仕事に就きたい」と考えている。これからの未来も自分で作っていく。
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