スポーツ祭東京2013(第68回国民体育大会)は5日、体操競技少年女子の部の決勝が東京工科大学・日本工学院八王子専門学校体育館で行われ、町田市在住の内山由綺選手(スマイル体操クラブ・都立町田総合高校1年)を擁する東京代表が優勝した。
「今回は全然ダメだった」と試合後に話す内山選手。8月の全日本ジュニア体操選手権前にケガをし、思うように練習ができなかった。
5日の決勝ではケガを考慮し段違い平行棒を回避。「できないことはなかったが、大事を取って今回は見合わせた」と東京代表を率いる監督で母親の玲子さん。「ほかのメンバーがしっかり自分の演技をしてくれていたから、安心して決断できた」と振り返る。
東京代表は内山選手のほか新井菜央(ZERО体操クラブ)、田口恵名(明星高校)、水永菜月(朝日生命体操クラブ)の各選手4人で、他道府県代表と優勝を競った。
途中経過が発表されないこの大会で、東京代表は3種目目の平均台で得点を落とし上位が混戦になっている状態で、最後のゆかの演技に向かう途中、内山玲子監督が「着地とスマイル」と選手たちに声を掛け送り出した。各選手がしっかりと着地を決め、笑顔で演技し終えると、ハイタッチで選手たちを迎えた。「みんなが他の選手のカバーをしながら、いい演技ができた。絶対に優勝できると思っていた」と笑顔で話していた。
内山選手はゆかの演技でこの日最高の14・450を出し、優勝に花を添えた。「しっかりケガを治して、基礎とワンランク上の技を覚えて、来年は世界選手権に出場するのがまず目標」と玲子監督は力強く話す。
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