ダリア園の花をイメージして製作した「Daliary(ダリアリー)」を販売する 小川 喜代さん 小野路町在住
市民も知らない魅力を発信
○…「自分たちしかできないプライベートブランド品を作れれば」と町田市内にあるダリア園の花をモチーフにダイアリーを製作した。「イメージしていたものができて良かった」と完成を喜ぶ。町田に店を構えて2年6カ月、「まったく町田のことを知らなかったけど、町田らしさを表現できたのでは。地域を良く知る企画者とイタリア人のデザイナーの感性と発想に感謝している。人と人との結びつきが作品になった」
○…大分県生まれ。「大人しい、しゃべれない子だった」と振り返る。家は食堂を営んでいて、いつも人がいっぱいの中で育った。「周りのみんながワーワー言っているから、自分からしゃべらない子になったのかな」と笑う。テレビをボーと観ている子だったが、アイドルオタクでジャニーズの追っかけをしていたという。「今でも、仲間たちとオフ会で集まって楽しんでいます」
○…大人しい子だったが、「今のままじゃダメだ」と一念発起し高校の時、演劇部に所属した。「自分を変えてみよう」と勇気を振り絞った。厳しい部活で40人ほどいた新入生は1年後には10人くらい辞めていった。裏方の仕事が多かったが、充実感を味わった。短大に進んだ後も演劇を続け、ミュージカルやコミカルな作品にも挑戦し舞台も多く踏んだ。「短大の仲間たちとは今でも年2回ほど集まっている。一生の友だち」。旦那さんも高校演劇部の3年先輩で、演劇を通して知り合った。
○…「町田は東京なのに、山や竹やぶがあって落ち着く町でとても気に入っている。この魅力をアピールできるものをこれからも作っていきたい」という。息子さん3人もそれぞれの道を進み始め、「あとは仕事を安定させることが今の目標かな」と笑う。そして人と人とのつながりを広げていきたいという。「まだまだ町田のことを知らないので、多くの機会からその魅力を知り、発信していきたい」
|
|
|
|
|
|