忠生に新しく開所した子どもセンター「ただON」の初代館長を務める 栗原 尚子さん 本町田在住
子どもたちを近くで見守る
○…1月26日にオープンした子どもセンター「ただON」。2週間以上たっても1日500人前後の子どもたちで賑わい、多い日には700人近くがセンターで思いっきり遊んでいる。「7年近く、建設準備委員会をはじめ地域の方々や子どもたちが子どもセンターの構想を練ってくれ、その協力のおかげだと実感した」と話す。子どもたちが主役、子どもたちの心を大切に、地域の大人の力を借りて、みんなが集えるセンターを目指す。
○…中野区出身。3人兄弟の真ん中で、「お姉ちゃんにくっついて遊んでいたかな」と振り返る。家の中で遊ぶより、男の子に混ざって基地探検や野球など身体をいっぱい使って遊んだ。中学の時に町田へ。小学生から始めた剣道では町田警察署に稽古のため通ったことも。腕前は初段。
○…小さい頃から保育士に憧れていた。「ちっちゃい子が好きだったし、よく弟の面倒も見たのよ」と笑う。大学で保育を専攻し、保育士の免許を取得。児童厚生員として子どもたちと接してきた。子どもたちの成長を見守るとともに、保護者とのコミュニケーションも積極的に行ってきた。「子育て中の人はみんな大変。この場所が子どもだけでなく、保護者の方も楽しめる場所になれば。そんなイベントも企画したい」と抱負を語る。「だって大人が楽しめてこそ、子どもも楽しめるでしょ」
○…気分転換は料理。ストレスがたまると夜中にケーキを作り始めることも。「家族に『美味しかった』と言われれば、嫌なことも吹っ飛ぶのよ」。将来は小さなケーキ屋さんになるという夢もある。「ずっと子どもたちと関わっていきたい」という。子どもたちと一緒に考え、出来ないことだけをちょっと手伝えるような関係を築きたい。「色々な年代の人が関わることで、子どもは大きな経験をする。『ただON』がそんな場所になれば」と願う。館長含め職員4人で奮闘中。
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