町田市議会の新議長に就任した 上野 孝典さん 南成瀬在住 53歳
『市民の代表』を常に意識
○…「町田市はこれから発展していくのは間違いない」と目を輝かす。市議連続4回当選、今期から新議長に就任した。オフィスゾーンとしてのポテンシャルを備えている町田市。近隣都市との協力や棲み分け、そして中心市街地の魅力を高め、子育て支援や学校教育に力を入れるなど、住む人のメリットをじわじわ増やし、人口の減少を抑える。そこに町の発展の要素があるという。「『町田はこれから面白くなる』。市民にそう思ってもらうように精一杯やっていきたい」と力強く話す。
○…福岡で生まれ、就学前に埼玉へ。小学校時代は切手集めやプラモデルなど友だちがやっていたものは手当たり次第やった。「何でもソツなくこなしてたかな。敵を作らずにね」と振り返り、笑う。3歳下の妹は知的障がい者で「当時は世間からジロジロ見られて嫌だった」。馬鹿にされないよう、勉強しようと強く決意。それから、障がい者福祉政策は自分のライフワークとなっている。
○…大学卒業後は大手メーカーのプラント建設会社でサラリーマン。スイスへの派遣など楽しい思い出が多かったという。1993年、友人の勧めで国会議員の秘書に。「当時は政権交代の前夜で政治のダイナミズムを肌で感じた」とも。8年間勤め、41歳で市議に初当選。文教生活常任委員長、健康福祉常任委員長、災害対策委員長などを歴任した。議会を市民の多様な意見を反映する場だと考える。「国会と違い結果がすぐ見えるので感謝されることが多い」。そしてこれからも”市民の代表”として、開かれた議会を目指す。
○…趣味はジャズ。「奥さんが好きなのはユーミンや竹内まりやかな。だから自分はもっぱら車で聴いているよ」と笑う。奥さんと二人三脚でここまで来た。「市議になり、土日がなくなり申し訳ないなと思っている」。多忙な日々を支えてくれている奥さんへの感謝の気持ちも忘れない。
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