市内の商店会で初の着ぐるみを製作した鶴川商店会の会長を務める 齋藤 小織さん 能ヶ谷在住
出会いと笑顔で夢を実現
○…「お客さんに喜んでもらえて、商店会員の『つながり』になってもらえれば」。町田市内の商店会で初のゆるキャラ着ぐるみを製作した鶴川商店会の会長を務める。「商店が点在しているから希薄になりがちな会員の気持ちもリンク出来るし、地域の皆さんにも商店会をもっと知ってもらいたくて」と就任当初から着ぐるみの製作を考えていた。「皆さまの協力でやっとできた、かわいい仕上がりになったのでぜひ見に来てください」と呼びかける。
○…能ヶ谷生まれ。「柿の木によく登っているような子だった」と笑う。持久走も得意で「マラソン大会ではいつも学年トップだった」と振り返り、「抜かれるのが嫌だったから」と付け加える。小中高校では陸上に熱中し、1500mや砲丸投げに汗を流した。中学の時には砲丸投げで都大会にも出場した。「突き詰めてしまう性格かな」。小学4年の時、先生から「あなたはそんなものじゃない」と言われ、一念発起。「もう勉強しなくていい」と言われるほど机に向かった。
○…小さいころの夢は「自分のお店を持つこと」。喫茶店を経営していた両親を見て、そう思った。「自分のことは自分でやる」がモットーで、高校卒業後の学費や教習所費用なども全てアルバイトをして自分で払った。「親に頼りたくない」との一心。卒業後は両親が経営するお店を手伝い「親の大変さを見ていたから、継がなければ」と決心した。
○…お店を任されてから、商店会や町内会に押しかけ、輪を広げていった。夜間パトロールやお祭りの準備などしているうちに、「ボランティアするの好きだな」と改めて感じた。気分転換は「人としゃべること」。色々な人と楽しい話をするのが大好き。自分のお店を持った今、夢の続きは「色々な人が集まって、そして元気になって帰っていけるような場所を作りたい」。人との出会い、笑顔をエネルギーに変え、次の夢を実現していく。
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