市内大蔵町在住の酒巻知子さんが、4月にイギリスで行われた「世界マスターズベンチプレス選手権大会」で優勝した。7大会連続出場し、そのうち6大会で金メダルを手にしている。
坂巻さんが出場したのは、ベンチに横たわり胸の上でバーベルを持ち上げる競技で、3回の試技のうちクリアした最も重い重量が記録となる。
57kg級に出場した坂巻さんは3回の試技で100kg、105kg、110kgの全てをミスなく持ち上げ、2位のノルウェー人と10kg近い差をつけ、優勝した。
出場した7大会のうち、5大会連続で金メダルを手にしたが、昨年2位となり連覇の記録は途絶えた。「連覇を気にして大会に挑んだことはなかったけど、途絶えて初めて悔しさがこみ上げてきた。今回はリベンジの気持ちが強かった。負けず嫌いだからね。再び優勝できて本当に良かった」と笑みを浮かべながら話す。そして、3回の試技全てをクリアできたことが何よりうれしいという。「しっかり練習してきたことが本番でできたことがうれしい」と振り返る。
坂巻さんは町田市立室内プール内にあるトレーニング室でスタッフを務めるとともに、介護予防運動指導員として高齢者の運動サポートにも従事している。
ベンチプレスは鍛えられた人だけのスポーツと思いわれがちだが、坂巻さんは「しっかりとした指導者のもとで練習すれば、胸や背中、太ももなど大きな筋肉を鍛えられるので、高齢者の方でも健康維持につながる」と話す。この世界大会にも80代の高齢者も出場していて、「ベンチプレスは『生涯スポーツ』にもなります。今後もこのスポーツの魅力を多くの人に紹介できれば」と話している。
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