一般者交え避難訓練 ポプリホールで市内初
一般の観客や来館者も参加して行う避難訓練が3日、和光大学ポプリホール鶴川で行われた。施設内の一般者が参加する避難訓練は市内で初めて。
「観覧中に大災害が発生したら」―。和光大学ポプリホール鶴川では、東日本大震災時に劇場やホールなどで天井が落下した事故を受け、観覧中に震度6弱の地震が発生したとの想定のもと、一般の市民らを交えて訓練を行った。
当日は、応募した市民150人のほか、施設を利用していた一般市民も訓練に参加した。同施設にはホールのほか図書館、駅前連絡所、カフェを併設し、多目的室、練習室、会議室などもあり、多くの人が様ざまな理由で来館している。
来館者らは訓練を知っている人もいたが、行われるのを知らない人も多く、「最初は参加しないつもりだったが、皆さんが真剣に行っている姿を見て、参加することにしました。やって良かったです」と来館者の多くが訓練に参加していた。
訓練では、突然暗くなった館内で、職員らが大きな声で指示を出し、来館者を誘導。階段の多い同館では避難ルートや車イス利用者などの避難法などが確認された。
森和秋館長は「多くの市民の方に参加いただきありがとうございました。訓練で何ができて、何ができなかったのかを検証して、いざという時にしっかり役立てたい」は話している。
市では今後も同様な訓練を行っていくという。
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