昨年初めて行われ好評だった町田市・八王子市合同の防災イベント「チャレンジ防災」の第2回実行委員会がこのほど発足し、実行委員らによる打ち合わせが16日、会場となる都立小山内裏公園パークセンターで行われた。今回は「子ども」をメーンターゲットとし、前回の結果や反省を活かしながら、親子で楽しめて学べるイベントを目指す。開催は5月。
「チャレンジ防災」は町田市・八王子市両市にまたがり、災害時に避難場所となりえる都立小山内裏公園を会場に、両市の住民、産業、学校、自治体が連携・協働で自発的に行うイベント。自発的に取り組むことで災害時における「炊き出し」「避難者把握」「帰宅困難者救援」などに対応できる地域のリーダーを育て、災害時における円滑な協力体制が実現することを目的としている。小山の住みよい街づくり協議会(岡村順司会長)の発案から、様々な団体が協力し、昨年初めて開催された。
昨年は雨天に見舞われたが、近隣住民ら約600人が訪れ、炊き出し体験や、非常食試食、雨水を飲料に変える浄水器、遠隔地と情報交換できる電子情報ボード、太陽光だけで料理ができるソーラークッカーなど、災害時に命を助けてくれる機器などを体験しながら、「災害時に何が必要か」を学んだ。
第2回開催に向け打合せでは、実行委員長に決定した淡路二正氏(元気な街・南大沢協力の会)が「前回の経験を活かしてより良いイベントにしましょう」とあいさつし、開催意義やターゲット、告知方法などが話し合われた。
「子どものころから防災事業に参加することで長期的な視点で公園や地域における防災事業の普及啓発に役立てられる」と、子どもをメーンターゲットとした。 前回も協力体制のあった桜美林大学・サレジオ高専に加え、多摩美大や首都大へも協力要請を行い、学生のイベント参加を促進していく。
また前回雨天の為、屋外でのイベントが思うようにできなかった反省から「気候の安定した時期に実施を」と、開始日を5月10日に決定した。
「市民目線で」
「子どもたちが段ボールで家を作るのはどうか」「災害時のペットの扱い方を学ぶ機会を」など様々な意見が出た今回の打合せ。「市民目線で楽しめる、新しい防災の仕組みを作っていきたい」と今後も協議を重ねていく。
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