小山の住みよい街づくり協議会(岡村順司会長)はこのほど、小山・小山ヶ丘地区での趣味や習い事の情報を載せた地図「趣味おやまップ」を完成させた。趣味おやまップは2月17日(火)に開催されるシンポジウム「小山・小山ヶ丘地域の住みよい街づくりを考える集い」でお披露目される。
マップには、非営利の老人クラブ・スポーツ団体・ボランティア・郷土芸能・氏子会・趣味団体・サロン・消防団など合わせて45団体が色分けされ地図上に配置され、問合せ先・活動場所・代表名と共に紹介されている。分かりやすく、親しみやすいようイラストがふんだんに使われている。
これは同協議会が町田市の「つながりひろがる支援事業」の助成を受け、地域の活性化に繋げようと取り組んできたもので、今回は「誰もが関心を持てるように」と「趣味」に特化したものを企画した。同協議会は2012年に災害時避難場所などを載せた「防災おやまップ」を作成している。
街の部活動
同地区での街づくりを協議した際に、まず「スポーツマップ」の構想が練られた。野球、サッカーなど様々なチームがある中で、各協会など同種目同士の繋がりはあるが、それぞれの交流が希薄であることを懸念し、一緒に載ることで交流できるのではと考えた。
協議を重ねるうちに、音楽や文化、また老人会の集まりや氏子会のお祭りなども載せてはどうかと掲載団体が増えていった。住民が共通の趣味を通じ、お互いの顔を知ることで地域力の強化につながると考えた。
「まさに『街の部活動』ですね。住民それぞれの自立心が高まり、町のクオリティが上がると考えました」とマップ企画委員の佐藤通さん。「まずはスタート。これから様々な意見を聞いて、より良いものにしていきたい」
マップは地域の全世帯にいきわたるよう、10000部を発行。各町内会や学校を通じて配布される。未加入世帯や新住民へは小山市民センターで受け取ることができる。
シンポジウム開催
同協議会は2月17日、サレジオ工業高等専門学校のサレジアンホールで「小山・小山ヶ丘地域の住みよい街づくりを考える集い」を初めて開催する。午後7時〜8時30分。
趣味おやまップの披露とともに、町田市の都市づくり部の担当が「多摩境周辺地域について」や「小山のこれから」などを講演する。
また同協議会、サレジオ高専、桜美林大学、町田市、町田商工会議所の代表らが、それぞれの同地域との関わりや、街づくりについて、商業者目線や、学校目線で話し、意見交換を行う。
「豊かで楽しいコミュニティーを通して住民、企業、学校、町田市の連携による新しい街づくりの実現を目指すことを考える場にしたい」と岡村会長。会場には駐車場がないため、公共交通機関の利用を。問合せは同協議会【電話】042・797・7120岡村会長へ。
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