地域の高齢者支援センターなどが協力して、いつまでも住み慣れた地域で安心して暮らせるために地域住民を対象としたセミナーが2月28日、桜美林大学で行われた。今回のテーマは「認知症」。医師や現場関係者、ネットワーク作りの専門家などが3時間にわたり講演した。
今回のセミナーを企画したのは町田市忠生第1・第2高齢者支援センターやグループホーム連絡会、小規模多機能連絡会など。昨年秋ごろから、「住み慣れた地域で安心して暮らすためには」と会合を開いてきた。
初回となる今回は「認知症」がテーマ。忠生地区を中心に募集したが、定員の100人を大きく超え、200人の応募があるなど関心が高かったテーマだった。
町田市による「市の認知症施策」や医師による「認知症の理解」、高齢者介護施設の現状や役目、大学准教授による地域ネットワークづくりなど、多角的に「認知症」を取り巻く環境を紹介。来場者はメモを取りながら聞いていた。
質疑応答も活発に行われ、「妻を『物忘れ外来』に連れて行きたいが、『ヤダ』という。妻にも尊厳があり、どうしたら良いか」との質問に、家族や医師、看護師、介護福祉士などで構成する「認知症初期集中支援チーム」を紹介し、本人や家族らが生活しやすいように尊厳やプライバシーを守りながら支援できる制度を説明した。
今後も災害時での役割・行動などをテーマにセミナーを開催していくという。
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