国内や世界を舞台に活躍する町田市にゆかりのあるアスリートたちを称え応援しようと「スポーツアワードまちだ」(Spоrtsまちだホームタウン協議会・町田市主催)の表彰式が7日、市立総合体育館で行われた。グランプリはパラサイクリング(視覚障がい者自転車)の世界選手権で優勝した鹿沼由理恵選手に輝いた。
5回目となる今回は88の個人・団体がエントリーされ、各賞が発表された。
グランプリに輝いた鹿沼選手は、山崎高校出身で現在も町田市在住。2010年バンクーバー冬季パラリンピックにスキークロスカントリーで出場するなど、これまでスキー競技で活躍してきた。しかし13年、練習中に肩を負傷し競技を断念。心機一転、二人乗り自転車競技に転向し、翌14年には世界選手権で優勝するなど大活躍している。
授賞式には遠征のため出席できなかったが、朝4時から練習して、その後職場に向かう生活を送っているという。16年のリオデジャネイロ夏季パラリンピックへの出場も期待される。
準グランプリには、金井小・金井中出身で、現在アメリカに拠点を移し、16年のリオ、20年の東京五輪を狙う大迫傑選手(陸上長距離)が選ばれた。昨年は日本選手権10000mで2位のほか、3000mで日本新記録、アジア大会10000mで銀メダルなど世界を舞台に活躍している。
ベストパフォーマンス賞に金井中出身の関根花観選手(陸上長距離)。昨年、日本郵政グループに入社し、アジアジュニア選手権3000mで銀メダル、東日本女子駅伝で競合がひしめき合う1区で区間賞を獲得するなど将来への期待が膨らむ選手。東京五輪にはマラソンで出場を目指す。
ベストインパクト賞にはベンチプレスの酒巻知子選手と大相撲の芝匠力士が選ばれた。酒巻選手は世界マスターズ選手権で5連覇を含む6度目の優勝。芝力士は小山田南小・小山田中出身。14年に木瀬部屋に入門すると、名古屋場所で全勝優勝するなど3場所に2敗しか喫せず、幕下に昇進。
ベストホープ賞は、南大谷小出身、現在南大谷中3年の本玉真唯選手(テニス)と第五小出身、現在金井中2年の冨高日向子選手。本玉選手は国内で敵なしの実力。また冨高選手は一般世代とも戦い、常に上位を獲得している。
メガロス賞は玉川学園高等部3年の河野みなみ選手(シンクロナイズドスイミング)。世界ジュニア選手権で金メダルを獲得。日本代表入りを目指す。
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