NPO法人町田ハンディキャブ友の会(森口克弘理事長)は日本財団から車いす移送車両を寄贈され3月28日、贈呈式を行った。また4月1日には介護老人保健施設・サンシルバー町田でも同様に贈呈式が行われた。
『介護を受けるなら住み慣れた我が家がいい』『仲間たちに会えるから、毎日寂しくない』―
日本財団(笹川陽平会長)の「社会をよりよくする活動」が広がっている。40以上もあるプロジェクトのひとつに福祉車両の配備事業がある。
今回車両を寄贈された「町田ハンディキャブ友の会」は、障がい者・高齢者の車いす利用者や、歩行困難者の通院や買い物などの外出を支援し、利用者の自立促進と行動範囲の拡大を図る福祉団体。車いすの発達に伴う規格の違いや、一部車両が老朽化により、現状の移送車両のやりくりに苦慮していた。
日本財団からの寄贈は昨年に引き続き3台目。贈呈式で同会は「障がい者や高齢者が暮らしやすい町にとご支援いただき、とても感謝しています」とあいさつした。
車両を試乗した利用者代表の丸山菜穂子さんは「一番に乗らせてもらえて嬉しい。リフトの動きがスムーズで天井も高いのがとても良いですね。これでみんなでお花見に行きたい」と喜んでいた。
また4月1日には、同じく日本財団から福祉車両3台を寄贈された相原の「サンシルバー町田」で贈呈式が行われた。利用者の自宅一軒一軒が離れているため、移動に車が欠かせないという。柴田和彦事務長は「この辺りは道が狭いので、車いすが乗る軽自動車は重宝します。地域活動や利用者のために大切に使っていきたいです」と話した。
日本財団では、車イス1台を乗車できる軽自動車タイプや4台まで対応する大型タイプなど要望に合わせて各地に配備している。14年度には都内に96台を配備。全国では2436台を配備した。車イス対応のほかにも、幼児乗車用のものや手すり、ステップなどが付く送迎用、就労支援のために農業・リサイクル活動用の軽トラックもある。
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