町田・相模原経済同友会(小山克己代表幹事)の例会が16日、ホテルラポール千寿閣で行われた。
今回は宇宙飛行士の山崎直子氏を講師に迎え、「宇宙、人、夢をつなぐ」をテーマに講演した。
山崎直子氏は2010年にスペースシャトル・ディスカバリーに搭乗し、国際宇宙ステーションの組立てに参加。講演の中で「ゴールが見えない中での訓練は時に不安になったが、自分の気持ちをしっかり持って臨んだ」と話し、「思い通りにいかないことも、これからどう変わっていくかが重要。自ら道を作り、変化・成長するのを楽しむのが良い」など自身の体験談を踏まえた教訓を話した。そして「まだまだ分からないことの多い」宇宙の魅力を「WONDER(未知の)」「FUL(たくさん)」で「WONDERFUL(すばらしい)」と伝えた。
会場を埋め尽くした350人以上の参加者は山崎氏の日常では考えられない経験談に聞き入り、感嘆していた様子だった。
講演後、松下和雄副代表幹事は「宇宙ステーションでのコミュニケーションやチームワーク、それを支える人々のことなど、知らない世界の貴重な話を聞かせてくれました。成功の陰に整理整頓や少しでも無駄をなくすエコの考えなど、普段の行いが重要なことを知り、我々も心がけなければいけない」と感想を述べた。
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