「チャレンジ防災」実行委員でアレサ商栄会の会長を務める 杉山 利昌さん 小山町在住 59歳
「繋がり」を作るのが役目
〇…「八王子市との連携。これはこの地域特有のものだよね」。会場の小山内裏公園を挟み、隣接する商店会・自治会などからなるメンバーと協働で行う防災イベントの実行委員として、運営サポートや広報活動を行っている。「今年は2回目。チームワークも強まり、確実に良いイベントになる」と自信を見せる。
〇…「すべては繋がりだよ。繋がりが大事」。小山・小山ヶ丘地区の商店会「アレサ商栄会」の会長職は2期目。バイタリティ溢れる活動を広げる。地域の魅力をもっと知ってもらおうと製作した同会の保存版ガイドブックは、スタンプラリーやウォーキングマップの仕掛けを入れるなど細部までこだわり、会員や地域住民の好評を得た。「最初は仲間うちの”軽いノリ”だったんだけどね」と笑う。「お金のない商店会でも、地元のことを知って工夫すれば良いものが作れるんだということを、次の世代に伝えられたかな」。人口が増え続けている地域。「新しい商店もどんどん出来ている。会員数を増やし、組織を大きくしていきたいね」
○…小山で生まれ育つ。家は農家。「実は病弱だったんだ。喘息持ちでね」。体を鍛えようと、中学で柔道部に。武道は肌に合った。身体も精神も強くなった。大学時代に始めた『居合道』は今でも嗜み、木刀を振る。
〇…本業はテニスクラブの代表。農業引退を考えていた父が、就職し働き過ぎて体を壊した息子を心配し、その予定を早めた。そして29歳の時、畑だらけの土地にできたテニスクラブの支配人に。テニス経験はなく「会員さんと一緒に練習した。周りから上手いと思われているけど、実は…」。レディース会員や女子大会開催など、持ち前の企画力を発揮し、また時流をつかみ「インドア」に変更するなど、軌道に乗せている。これからはスタッフ育成に力を注ぐ。「技術だけでなく、人と人とが接する部分を磨いてやりたい。だってテニスは教えられないから」
|
|
|
|
|
|