「想い」と「絵本」音に乗せて
多摩境のギャラリーに町田・相模原エリアのアーティストが集い、5月16日(土)、17日(日)にチャリティーコンサートを行う。今年で5回目となる同イベント。来場者に持参を呼び掛けるのは『絵本』。
通常は美術作品の展示などを行うギャラリー「ギャラリーカフェアルル。」(小山ヶ丘3の22の18)ではコンサートや習い事の練習場所として、またコーヒーやお茶などを楽しむカフェとしても利用され、アーティストの交流場所ともなっている。
同所で恒例となっているチャリティーイベントが企画されたのは4年前。東日本大震災時に同所を利用するアコーディオン奏者の後藤ミホコさんが、自身の阪神淡路での経験もあり「なにかできないか」と同ギャラリーの代表・萩原崇弘さん(中面・人物風土記で紹介)に提案。ギャラリーの利用者、アーティストの繋がりで声掛けが始まり実現した。初年度は2日間で150人の来場者が集まり、11万500円の寄付金が日本赤十字社を通して被災地へ届けられた。
バングラデシュの子どもへ
5回目となる今年。来場者も寄付金も年々増加。「国内だけでなく世界にも目を向けられないか」。そんな意見が毎年参加するメンバーから出始めた。「そんな時にバングラデシュ出身の画家カビールさんに出会い、話を聞いたんです」と萩原さん。
バングラデシュでは図画工作や美術の授業がない学校が多く、絵を描いたこともない子が多いという。メンバーは協力を快諾。寄付金とともに、より形として届けやすいという『絵本』を集めることに決まった。「音楽と美術の垣根を超え、アートとしての交流からなにかを発信できたら。今後も継続して取り組みたい。ぜひ初めての人も来てみて下さい」と萩原さんは参加を呼び掛けている。
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