多摩境のギャラリーで支援の輪が広がった。ギャラリーカフェ「アルル。」で16・17日の二日間、チャリティーコンサートが行われた。今年で6回目となる同イベント。当日は2日間で約200人の来場者が集まり、350冊の絵本が集まった。音楽、アート、ダンス…「自分たちでなにかできないか」と集ったアーティストの全力のステージに会場は終始盛り上がりを見せた。
バングラデシュの子どもたちへ
『バングラデシュに絵本を』―今年のチャリティーの最初のテーマは、「アルル。」のスタッフとバングラデシュ出身画家、J・Sカビールさんが出会った所から始まる。図画工作や美術の時間がないバングラデシュの学校の子どもたちの状況を知り、絵本を募ることを決めた。カビールさんが過去に日本の絵本を現地に届けた際は「大人気。目を丸くして喜んでいました。特に飛び出す絵本は取り合いになるほど」と振り返る。 今回のチャリティイベントについて「皆さんのご協力、本当にありがたいです。今後は日本の子どもたちの絵も見せてあげることができたら。未来のために今はできることを1つずつやっていきたい」と話す。
収益金はネパールに
4月25日に発生したネパール大地震。「アルル。」のチャリティーコンサートの入場料、及び参加者の募金で集まった収益金62500円はネパールに寄付される(特定非営利活動法人ネパール・ミカの会経由)。「カビールさんも賛成してくれました。その時困っている人たちの所に届き、少しでも役に立てば」とスタッフは話していた。
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