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町田市発地域ブランド シルクメロン販売開始 市の農工商業が結集

経済

掲載号:2015年9月3日号

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カット式も執り行われた(8/25)
カット式も執り行われた(8/25)

 町田商工会議所が中心となり市内外の10企業が協力・連携して2009年にスタートした『まちだシルクメロン』の水耕栽培。試験運用を終え、今年4月に操業を開始した上小山田町の農園で初収穫を迎え、いよいよ町田市発ブランド特産品の販売を開始した。

 まちだシルクメロンは精密機械や医療機器メーカーなどの農業と関係のない他業種が協力し、それぞれが持つ技術を農業の分野に応用して進められてきた。一番の特徴は「まちだ式水耕栽培」。土に根を生やさせるのではなく、水槽の中に根付かせて管理する新しい栽培法を取り入れた。これにより、年間を通じて五毛作での栽培が可能になり、従来の農法では実現できなかった糖度14度以上の高品質メロンを一株から最大60個ほど収穫できるようになった。

 農園を運営するのは「(株)まちだシルク農園」(林大輔社長)。事業は林社長が商工会議所の工業部会長だった2009年当時、リーマンショックなどによる不況時に「何かやらないと」と一念発起。林社長が代表を務める大浩研熱(株)はエアーノズルを製作する会社で、空気を均一で自在に噴射できる技術を使って「水耕栽培だったら同じ理論で設計できるのでは」とメロン栽培計画が発動した。

 根を生やさせる水槽内の水流を停滞させることなく、「ゆらぎ」をもたらす水流技術が一番の差別化に繋がっている。また低コストも実現。高額の「追肥装置」を同社が所属する「まちだテクノパーク」内の他企業に依頼。高性能血圧計を作る技術を用いてコストを従来の5分の1ほどに抑えた。また人手を抑えるために、現場カメラで遠隔監視をしているが、これも同パーク内のソフト会社との連携で実現させた。

 最初は失敗の連続だった。根が腐り、水の淀みが病気を運び、メロンが一気にぼとぼと落ちていったことも。そんな失敗がやる気を起こさせた。「改良に改良を重ね、産地を伏せたブラインドテストでも有名産地メロンに負けない甘さに出来上がった」と同農園広報担当の松浦真さん。

 シルクメロンは糖度や重さに合わせた4種類の販売でFAX注文のみ。問合せは(株)まちだシルク農園【電話】042・798・4911へ。

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