ホームでの試合はすべて観に行っているが、練習があるときはバイクにまたがり、自宅がある山崎から小野路のグラウンドに向かう。「サッカーを観るのが好きでね。ここに来れば選手も身近に感じられるし、一緒に観ている仲間たちもいるからね。本当に雰囲気が良いんだよ。仲間たちも選手たちも」
ゼルビアを追いかけ始めたのは2011年6月ごろ。仕事中にケガをし、リハビリのために散歩をしていた。「ちょうどいい散歩コースでね。観に来るたびに、惹かれていったのかな」
毎日のように練習を観ていると選手たちのコンディションなども伝わってくるように感じる。「元気があったり、目立たなかったり、選手たちはケガが付きものだからね。今年は特に、いつも楽しそうな雰囲気の中で練習していたよ。監督も当たり前だけどサッカーが好きなんだよね。いつも最後に行うキーパー練習ではシュートしていたからね」と笑う。
練習を観る醍醐味は「新しい選手に一番に会えること。そして復帰する選手を最初に確認できることかな。独り占めにしている様な感じがするよ」。そして、ケガから復帰した選手が試合で活躍すると心からうれしくなるという。
「今までやってきたことを信じて頑張ってほしい」。来シーズンからJ2に復帰するゼルビアの選手たちにエールを送る。「まずはJ2に定着して、さらにステップアップしてくれれば。そうすれば、この小野路のグラウンドに来てくれるサポーターが増えるからね。そうすれば、一緒に観てくれる仲間が増える」とニッコリ。「ケガをしないように、そしてみんな活躍してほしい」と願う。
熱狂サポーターも
小野路グラウンドには、熱狂的なサポーターが集う。その中の一人が新潟県から夜行バスで練習を観に来る高校3年生の石川詩織さん。DF増田繁人選手のファンだ。今シーズンは13試合を観に行った。今シーズン最後の練習日だった12日には、これまで撮った写真を集めたオリジナルアルバムをプレゼント。「これからもがんばってほしい」とグラウンドに目を移した。
町田版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|