「爆買い」「インバウンド」など外国人旅行者の動向に注目が集まった2015年。日本政府も2020年までに2500万人とする目標を掲げている。では”商都”町田市での現状はどうなっているのか。本紙では『町田市のインバウンド』について取材した(=中面関連記事)。
インバウンドとは外から入ってくる旅行――訪日外国人旅行のことで、日本政府は、アウトバウンド(海外旅行)に比べ、著しく少なかったインバウンドを促進する事業を2003年から行っている。2015年は訪日外国人客が大幅に増加。観光庁によると同年11月は、前年同月比41・0%増の164万7600人が訪日し、11月としての最高を更新した。その背景には円安により、日本での買い物が割安、原油安やビザ発効要件の緩和、航空路線の拡大などの好条件が重なったことがあげられる。
町田市でも同様に外国人観光客が増加している。それを受け、行政や各商店会、各種団体でもインバウンド政策について検討を始めた。また市内ホテルや店舗でも外国人向けに、外国語対応のガイドマップや看板、さらにネイティブの通訳を用意するなど対応を強化している。しかし取組みが進むとともに問題点も現れる。町田の「おもてなし」は、外国人客のニーズに応えられているのだろうか。
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