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町田版 公開:2016年1月21日 エリアトップへ

東京都町田市倫理法人会の新会長に就任した 矢沢 直樹さん 三輪緑山在住 53歳

公開:2016年1月21日

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身近な人を大切にすることで

 ○…「会社も人生と同じでいい時もあれば悪い時もあるもの」。同会で深く学んだ倫理は自身の会社経営の基盤を一層強固にしたという。「コンサルが西洋医学ならば、倫理は漢方。経営にもじっくりと効いてきます」。現在の会員は86社。関係者の家族や一般のセミナー参加者も増え、拡がりを見せる同会のビジョンを「ぜひ在任中に100社を達成できたら」と意気込む。

 ○…代表を務める会社は今年で30期目。経営するスポーツクラブの休館日には自ら床を磨き、WAXをかける。「僕のビジネスは地域の人があってのもの。普通のことです」。理念の一つが「身近にいる人たちと素晴らしい関係を築き、明るい家庭を創る」こと。「社員にも家族を大切にしなさいとは言っています。多くの人にとって、『家族の幸せ』というのが一番のモチベーションになると思う」

 ○…「年長者の方にはよく真っ直ぐ生きてきたなとからかわれますよ」。自身のルーツとなっているのが『家』だ。名家の16代目に産まれ、「幸せだった」と振り返る幼少期は6歳の頃、一変した。父を病気で亡くし、母が再婚。家業は徐々に縮小し、衝突の続く家庭環境に悩み続ける青年期を送った。そんな自分を救ってくれたのが『スポーツ』。中学ではサッカー、高校ではラグビーに打ち込み「家以外の唯一の居場所で気を晴らすことができたのが救い」と振り返る。スポーツ事業をはじめたのはビジネスの側面だけでなく「多くの人の居場所を作りたい」との想いから。「家族の幸せに貢献すること。これが僕の理念です」

 ○…現在のバイブルは『論語』。3人の娘さんに恵まれ、充実した日々を過ごす。経営者としての今後については「周りの人、一人ひとりの幸せからその家族、地域、やがては社会の幸せに繋がるはず」とビジョンを語る。「僕自身もまだまだ。恥ずかしくない”徳”を持った生き方ができるよう勉強の毎日です」

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