サッカーJ2リーグで躍動するFC町田ゼルビアのホームゲーム(町田市立陸上競技場)チケットが町田市内の郵便局で購入できる―。日本郵便東京本社(港区)は10日、市内全34郵便局でのチケット販売を発表、取扱いを開始した。都内の郵便局がJリーグのチケットを扱うのは初めて。
「地域に密着する郵便局のネットワークが一役買える」。FC町田ゼルビアのJ2リーグ昇格を契機に町田市内の34郵便局でのチケット販売が実現した。町田市立陸上競技場で行われる11月11日までのホームゲーム前売り入場券が、最寄りの郵便局窓口で購入できる。
市内の郵便局は以前から全局にノボリ旗を立て、店頭へ試合告知ポスターの掲載に協力するなど、チームの創成期を支えてきた。発案した南郵便局(町田市鶴間)の出雲博局長は「『町田』という都市が冠につくチームはあまりない。『地域密着』をうたうもの同士、協力したいと思った」と話す。
出雲局長が本社に働きかけ2011年から本格的な応援を開始。資金援助やピッチ上のゴール裏に看板広告を出した。チームと市民を近づけるため、全職員がコラボTシャツを着て窓口業務をし、バッジやポスト型貯金箱などのノベルティグッズも作った。
遠征などで、ほかの全国の強豪チームに共通する「市民の支え」を肌に感じたという。地元のチームが盛り上がれば街が活性化する。「それにはもっと周知が必要」。出雲局長は「職員とお客さんの間にゼルビアを通じてコミュニケーションが生まれました。少しずつ手作りでやってきたことが理解され、発展しています。これからも盛り上げていきたい」と話す。
FC町田ゼルビア”東京クラシック”制す
FC町田ゼルビアは26日に行われたJ2第5節、敵地味の素スタジアムで東京ヴェルディに1-0で勝利。試合終了間際の90分、ゼルビアのエース、FW鈴木孝司がゴールネットを揺らし、東京が本拠地のダービーマッチ「東京クラシック」に終止符を打った。これで3勝1分1敗の勝ち点10で5位に浮上した。
次節は4月3日(日)、ホーム町田市立陸上競技場での北海道コンサドーレ札幌戦。午後1時キックオフ。
チケットは町田市内の最寄りの郵便局窓口で。
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