小田急電鉄は9日、下北沢駅周辺の作業所や工事現場で報道陣に向けた「複々線完成による効果説明会および工事現場見学会」を行い、「複々線の完成により、町田駅から新宿駅・都心までの平日ラッシュピーク時の所要時間が短縮されるほか、混雑率緩和、列車の増発が可能になる」と述べた。
複々線化事業は、混雑の緩和や所要時間の短縮などを目的に、東北沢〜和泉多摩川間10・4Kmを対象に行うもので残る未完了区間は東北沢〜世田谷代田間の1・6Km。2017年度中に完了させ、18年3月の抜本的なダイヤ改正をめざしている。
工事現場見学会では、下北沢駅の地上新駅舎や駅舎内部、地下緩行線トンネルの工事状況などを一つひとつ説明。新設されたエスカレーターなども見られた。
同社では複々線完成後にダイヤ改正を行い、平日ピーク1時間あたりの運転本数を現行の3割増となる36本に増やし、混雑率を下げることで「小田急線が混んでいるイメージを変えたい」と話している。
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