「上映の機会を提供しよう」と活動しているグローイングアップ映画祭実行委員会(齋藤小織委員長)の7月の「月イチ映画上映会」は”地元映画監督の作品を観よう”がテーマ。市内金井町在住の今井友樹監督の長編ドキュメンタリー映画「鳥の道を越えて」と東京家政学院大学生活デザイン学科の学生が監督した「友だちのカタチ」を上映する。
今井監督の「鳥の道を越えて」(93分)は平成26年度文化庁映画賞文化記録映画優秀賞や第88回キネマ旬報ベストテン文化映画部門第1位を受賞するのなど、その年の記録映画の賞を総なめにした作品。
今井監督の出身地である岐阜県東白川村が舞台。小さいころ祖父から「鳥の道があった」と山を指さしながら聞いた話から始まる鳥猟や自然保護の歴史や課題を、8年の歳月をかけてドキュメンタリー映画に仕上げた。
「映画を通じて、その土地が持つ自然や文化・歴史を一緒に考えていければと思います」と今井監督。
学生監督作品
東京家政学院大学・生活デザイン学科の7人の学生が制作した「友だちのカタチ」(9分)は、第3回つくばショートムービーコンペティションつくッぺでグランプリを受賞した作品。学生たちがアイデアや意見を出し合いながら、絵コンテやタイムテーブルを用いて、ロケやリハーサルなどを繰り返して仕上げた。若者の心の変化を恐怖を通して、そして女性ならではの視点を通して表現した。
またこの作品はフランス共和国グルノーブル市で行われる恒例の「グルノーブル屋外短編映画祭」であす8日に上映される(現地時間)。現在、7人のうち4人がグルノーブルに行き、映画祭の様子をリアルタイムで日本に向け発信している(http://www.kasei-gakuin.ac.jp/news/data/7885.html)。
この2本の映画を上映する「月イチ映画上映会」は7月27日(水)に開催。午後1時30分開映。チケット500円。会場は和光大学ポプリホール鶴川B2ホール(鶴川駅徒歩5分)。定員300人。それぞれの映画上映後には監督のトークショーを企画している。
問い合わせ同ホール【電話】042・737・0252へ。
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