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金森東清水敏弘さん 世界のチョウ一般公開 夏休みの子どもたちに

文化

掲載号:2016年7月14日号

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自室の壁一面に飾れらた標本の数々
自室の壁一面に飾れらた標本の数々

 金森東在住、元教師の清水敏弘さん(84)は、日本全国や世界を飛び回り収集した世界のチョウや昆虫の標本を、小学校の夏休みに合わせ一般公開する。清水さんは「地元で虫を見なくなった昨今。子どもたちに昆虫に興味を持ってもらえたら」と期待を寄せる。

 市内外で40年間、中学校の教育に携わってきた清水敏弘さん。自宅の一室には世界中から集めたチョウや昆虫が収められたドイツ箱と呼ばれる専門の標本箱が、壁一面にびっしりと飾られている。「これは一部です。紫外線が大敵なので別の部屋や別宅に収納しています」。壁の標本にも普段は厚手のカーテンが掛けられている。

 チョウ収集のきっかけとなったのは、教師になってまだ間もない頃、先輩教諭から立山連峰への登山に誘われたことから。「頂上付近に花畑があり、そこに見たことのなかったチョウがたくさん飛んでいたんです」。虜になった清水さんは色紙に羽4枚を糊付けして、美しい色の『鱗粉』を採り持ち帰った。何枚も集めるにつれ、いつしかチョウそのものを残したくなったという。図鑑を買い、250種類以上いるチョウを調べ、採っていないチョウを求めて日本全国を飛び回った。「定年間際に日本のチョウはほぼクリアしました」

 定年後は海外まで足を伸ばす。台湾、フィリピン、タイ、マレーシア、インドネシアやボルネオ島など。ジャングルの中に分け入り、暑さやスコール、コブラなどの毒ヘビや山ビルなどの危険もありながら「達成感を味わうと止まらなくて」。行けないときは友から譲り受けたり、購入したりして揃えた。その数は、ドイツ箱で250箱を数える。「今は法令で採ってはいけない貴重なチョウもいます。ぜひ見てもらいたい」

 15年ほど前に、別宅のある伊東のデパートで展示会を開いた。実際に道具を使って展翅(てんし=標本のために羽を広げること)の催しも行った。「子どもたちにすごく喜ばれたんです。昔はこのあたりにもチョウがよく飛んでいたけど今は全然。採集もできなくなっている。自宅を開放し、標本を見せることで、地元の子どもたちにも興味を持ってもらいたい」と話す。

 清水さんは町田に移ってから町田三中で音楽教師を5年、堺中で教頭、南大谷中で校長を歴任した。全校朝礼で幼虫の飼育の仕方を話したことも。「卒業生から『先生のチョウの話が一番覚えている』と言われたよ」

自宅開放日

 「金森東4の48の5」の自宅を開放するのは▽7月29日(金)〜8月3日(水)、▽8月12日(金)〜18日(木)、▽8月26日(金)〜28日(日)、▽8月30日(火)、31日(水)の合計18日間。いずれも午前10時〜午後4時。「出かけることもあるので、必ず事前に電話をしてください」と清水さん。訪問連絡は【電話】042・796・7165へ。

雄雌の違いなどを説明
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