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ラグビーで支え合う都市と都市 復興を目指し支援すすむ

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掲載号:2016年8月11日号

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釜石給食をキヤノンイーグルスの選手と一緒に
釜石給食をキヤノンイーグルスの選手と一緒に

 「町が町を応援」するという試みもある。

 岩手県釜石市は2019年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で12ある開催都市の一つ。東日本大震災で被災した場所に、復興のシンボルとなるスタジアムを建設しようと活動している。しかし、いまだ整備されていない状況で、スタジアム整備費も不足している。

 復興を目指している釜石市を応援しようと、町田ワールドマッチラグビー実行委員会はチャリティーマッチの開催や、町田市と協力して地元産業の支援を実現した。

 町田市を本拠地にするラグビートップリーグ「キャノンイーグルス」と、釜石市のイーストリーグ「釜石シーウェイブス」が6日、チャリティーマッチを行った。多くの人が観戦できるように入場料を無料にし、釜石市の復興に関心を持ってもらいながら、支援の輪を広げようと企画した。

 試合の前にはチャリティーオークションや子どもたちを対象にしたラグビー体験会も実施した。

産業支援も

 ラグビーだけでなく、町を応援しようと、釜石産ワカメ80kg以上を同実行委員会が購入。町田市と協力して市内の小中学校の給食で、「釜石サラダ」「ワカメーラーメン」が実現した。ラグビーそのものを応援するだけでなく、町の産業を応援することで、多くの人を支援できると同実行委員会は話す。それだけでなく、「町田市の子どもたちに『釜石』という都市を知ってもらいたかったんですよ。2019年に釜石でW杯が開催されたとき、『あっ、釜石って知っている』と思い出してもらえれば。ただの観戦者ではなく、つながりがあれば当事者になれるのでは」と支援することの効果に期待を寄せている。

キャンプ招致

 同実行委員会は昨年、世界有数の強豪チーム「ブルーブルズ」(南アフリカ)を日本で初めて招致し、キヤノンイーグルスとの対戦を実現させた。2019年のW杯で町田市もキャンプ地誘致を目指して活動している。ブルーブルズの招致もキャンプ地招致の機運を市民レベルで盛り上げようとしたもので、会場となった町田市立陸上競技場には多くのラグビーファンが集まった。

観戦する感動

 「釜石支援」と「キャンプ地誘致」はまったく違う活動に見えるが、根っこは『スポーツの魅力で地域を応援しよう』という気持ちでつながっている。

 昨年7月のブルーブルズ招致で、多くの人が「世界最高」の力と技を目の当たりにした。その2カ月後、ラグビーW杯イギリス大会の日本対南アフリカ戦を町田市内で初めてパブリックビューイングを開催。深夜にも関わらず多くの人が集まり、あの歴史に残る一戦を目撃した。世界最高の技術を実際に観ることの楽しさ、ワクワク感を町田市民は経験している。「ぜひ、釜石の市民の皆さんにも、世界トップの国々が集まるW杯を間近で観てほしい。あの感動を体験してもらえれば、復興への一助になるかも」。こんな気持ちが他地域への応援の根底にあるのかもしれない。

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