オリンピック・パラリンピックで活躍したアスリートと直接交流し、スポーツの素晴らしさを体験してもらおうと町田市立小山小学校で16日、トランポリンで北京・ロンドン五輪に出場した上山容弘選手がトランポリン演技を披露し、交流を深めた。
このイベントは児童がアスリートと直接交流することで、夢や希望を持ち続けることができるように選手を学校に派遣する「オリンピック・パラリンピック 夢・未来プロジェクト」の一環で行われたもの。
今回は北京五輪、ロンドン五輪に日本代表としてトランポリン競技に出場した上山容弘選手が来校。上山選手は2006年に日本人初となる世界ランキング1位を獲得。ロンドン五輪では5位に入賞する活躍をするも2016年2月に現役を引退した。
当日は1〜3年の低学年の部と4〜6年の高学年の部それぞれで講演を行った。その中で上山選手は「世界一」の技を披露。天井に届く勢いで高く跳び、10回連続で頂点で回転やポーズを繰り出すと、真剣な眼で見守る児童らからは拍手や歓声が上がった。
上山選手は、自身がトランポリンを始めたきっかけや、世界1位や五輪選手になるまでの努力や挫折、夢が叶った瞬間の喜びなどを講演し、「同じことを何回も繰り返さないと上手に跳べない。つまらないと思うこともでもコツコツと夢に向かうことで、叶えることができた」と夢を持つ大切さを訴えた。さらに「オリンピックに自分が出場するまでは、テレビで見ることしかできなかった。みんなは自分たちの目で直接見ることができる。これは本当にすごいこと。前回の東京オリンピックは50年以上も前で、君たちはもちろん、先生たちも生まれていなかった。自分のやっているスポーツでも、やっていない競技でも、生で体感して、そこで感じたことをスポーツやほかの夢に向かって活かしてほしい」と語った。
篠田康昌校長は「すごい演技を目の前で見られて、児童たちの刺激になった。夢を与えてくれたと思います」と話していた。
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