鶴川にキャンパスを構える国士舘大学の多摩キャンパス(多摩市)で11月19日・20日の2日間、子どもスポーツ体験塾「トップアスリートと遊ぼう」が開催され、町田市、多摩市、稲城市の子どもたち587人が同大学体育学部に所属する学生たちと様々な種目を通して交流を行った。
今回の企画は、東京都市長会が政策提言した「多摩・島しょ広域連携活動」の助成事業のひとつで、町田、多摩、稲城の3市が連携して子どもに感動体験を提供することを目的に、同実行員会の委託を受けて、同大学が実施した。
学園祭「多摩祭」と同時開催となった今回のこども体験塾。初日は悪天候のため、屋外で開催予定だったプログラムが急遽室内で行われることになったものの、野球、陸上、新体操、レスリング、アメリカンフットボール等の9競技で、国内トップクラスの学生やコーチ陣が指導する中で、3市の子どもたちがそれぞれ技術を学んだほか、学生たちのパフォーマンスを見学した。
町田市から参加し、陸上競技を体験した小学1年生の女の子は「普段あまり運動をしないけど、いろいろやって楽しかった」と感想を話した。主催した同大学ウェルネスリサーチセンターの永吉英記副センター長は「まさかここまで多くの子どもたちに参加してもらえると思っていなかった。来年は、より充実した形でできるようにやり方を考えながら検討していきたい」と今後に意欲を見せた。
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