子育てで疲れている人たちを応援し、様々な人たちと関わることで充実な時間を過ごし、豊かな人生を歩んでもらおうと『大人のためのお話し会』が5日、町田市民フォーラムで開催された。
前町田市教育委員の高橋圭子さんと、ピアニストの坂内英子さんが絵本朗読と語り、ピアノ演奏で素敵な時間を演出した。
高橋さんは2008年から町田市で初となる公募での教育委員で選ばれ、その活動の一環として小中学生やその保護者、先生を対象とした講演会を今年の夏まで開いてきた。これまで70回ほどの講演会では絵本を用いて、「生きることの大切さ」、「生まれてくることの喜び」「個性の尊重」などを伝えてきた。
自身の経験織り交ぜ
今回の「大人のためのお話し会」は一般市民を対象にした初の試み。当日は2部構成で第1部は「子どもと共に幸せになるために」をテーマに子育てで疲れている保護者に向け、「子育てには失敗はない。何度でもやり直すことができる」と話し、自身の子育て経験も織り交ぜながら、「協力してくれる人が周りにいること」「子どもたちが発信するメッセージを感じ取ること」などを、そして2部は「美しく生きるために」をテーマに、今を生きる大人たちに「ほかの人のために自分の時間や労力を使うことで、人生はより充実したものになるはず」と訴えた。
公演は「絵本」を用いて、優しい言葉でそれぞれの心に届くように演出を工夫している。
次回の予定は未定。