広瀬すずさん、天海祐希さんらが出演する、実話をもとにした映画「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話」が、11日の公開以降、大ヒットを記録している。このヒットの影に、鶴川にあるダンススタジオの代表インストラクター・山田里菜さんの活躍がある。
山田さんはメーンキャストの一人、山崎紘菜さんに付いて振付けを指導。また、映画の中の対戦相手のダンスや、メンバーがＴＶで見て見本としたダンスの振付けも手がけた。「出演者にとって初めてのチア。でもみんなすごく頑張り屋で、これが女優魂なのかと思った。練習時間が終わっても『教えてください』って。まさに、その役になりきっている。チアダンスは自分たちが踊って満足するだけではダメ。魅せることが大事。見せるではなく、魅せる。”女優”というのがちょうどマッチしているのかな」と振り返る。熱心な”生徒”を前に、自身もその役になりきり、全身を使って伝授した。「私も今はチームを指導する側。だから天海さん（顧問役）の演技にはグッときちゃいました。（モデルとなった）本人そっくりで」と笑う。
チアリーディングをイメージされがちなチア。映画のヒットを受け、ようやくチアダンスを知ってもらえる、と山田さんは胸を弾ませる。「ダンスだけどチーム競技。目標を持って動きや意識を合わせる。そういう内面の良さも映画を通して伝わると思う」と微笑んだ。
(C)2017映画「チア☆ダン」製作委員会
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