4月に、まちだ写好会の会長に就任した 小林 伸太郎さん 金森在住 69歳
その瞬間を我がものに
○…写真好きが集まる「まちだ写好会」。4月より会長に就任した。現在は27人の仲間と月2回の例会、年2回の写真展でその腕を見せ合っている。「例会後に飲み会を開いたり、誰かが個展を開けばみんなで鑑賞しに行ったりしてね。楽しいよ。もっと仲間を増やしていきたいね」
○…大学卒業後、10歳年上の兄に勧められ本格的に活動。始めて間もなく写真クラブのモデル撮影会で1位になり、「はまったね」。メジャーなカメラ雑誌にもずっと投稿しているが、「こっちは2等どまり。絶対1等を獲りたい」。毎月の締切に合わせて投稿するのを楽しみにしている。相棒はニコンの一眼レフとライカ。カメラは50台以上所持し、部屋のキャビネットにいっぱい。「いつも触ってあげていて、どれも今でもしっかり動くよ」と目を細める。
○…長野県佐久市で生まれ育つ。「アウトドア派。南に八ヶ岳、北に浅間山。自然しかなかったからね。千曲川で川遊びとかして」と懐かしむ。地元の高校ではバスケットボールに熱中した。大学入学を機に上京。獣医だった父親の影響もあり、北里大学で衛生学を学んだ。その後、東京女子医科大中央検査部で40年一筋、定年まで。3人の子息は独立し、今は奥さんと二人暮らし。たまに撮影旅行に付き合ってもらうとか。
○…「日常」を切り取るスナップショットを得意とし、静物や風景写真が主流だった同会の中では「異端児だったと思うよ。僕だけスナップを出展していたら、いつの間にかみんなも。スナップの良さが伝わったみたい」と笑顔を見せる。6年前、近所の境川を散歩中に野鳥を撮影しているグループに遭遇。展覧会へ誘われ、訪れた市民ホールで同会の存在を知った。「野鳥の団体とは別だったんだけど、こっちに興味を持って」。これが入会のきっかけ。「会長は持ち回りだよ」と話すが、会員のポジフィルムをデジカル化し、展示の効率化を図るなど、意欲的だ。
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